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ポアソン過程は、
ある時刻までに希少現象が発生した回数の総和
をモデル化できる確率過程で、待ち行列理論でよく用いられます。
参考 ポアソン過程の基礎については、こちらでわかりやすくまとめています。
ポアソン過程には、重要な性質がいくつかあります。

今回は、そんなポアソン過程の到着時刻の確率分布を、順序統計量という値を用いてまとめました!
簡単にいうと
到着時刻が一様分布に従う
という性質をご紹介します。
確率の基本的な知識がある方(高校数学〜大学入門)
順序統計量とは
具体的な性質の話に入る前に、そもそも順序統計量とは何かを理解しましょう。
順序統計量の定義
数列
を順序統計量という。

要するに、元の数列を小さい順に並び替えたものです。
そのため、次のような関係が成り立ちます。
順序統計量の具体例
例えば、
この数列を小さい順に並び替えると
になりますよね。
よって、
となります。
元の数列と比較すると、
です。

記号がごちゃっとしていますが、小さい順に並び替えているだけです!
ポアソン過程の到着時刻は一様分布の順序統計と同じ分布
順序統計量がわかったところで、早速ポアソン過程の話にいきましょう。
ここでは、ポアソン過程を
簡単に触れておくと、

文字やグラフの意味がわからない方は、ポアソン分布の基礎についてまとめたこちらをご覧ください。
ポアソン過程
と同じ分布を持つ。
の意味
は、時刻
到着時刻 について
よって
となっています。
数式で書くと、
つまり、
のように、添字が完全に一致しているということです。
ざっくりとした定理のイメージ
この定理は、すごくざっくり言うとポアソン過程の
到着時刻の確率分布がわかる定理
です。
ちなみに、到着間隔を

今回の話に到着間隔
直感的でわかりやすい定理のイメージ
ポアソン過程には、独立増分性と定常増分性という2つの性質があります。
ここでは、簡単のために
を例に考える
ここで、区間
それぞれの区間は互いに重なりを持たず(独立増分)、区間の長さがすべて同じ (定常増分)なので、
どの区間でも到着が発生する確率は同じ
ということが直感的に理解できると思います。

「どの区間も同じ→一様分布」という予測が立ちます!
数式で確認してみる
このことは、数式で簡単に確認することができます。
とすると、
区間
また、今は区間
これらをまとめると、
となります。
よって、
ここで、両辺を
これは、一様分布の確率密度関数に他なりません。

先ほどの直感が数式で確かめられました!
が2以上の場合
これまでは
これを導いていくために、一様分布に従う多変数の同時確率分布を確認しておきましょう。
一様分布に従う 変数の同時確率密度
確率密度関数は、次のように表されます。
変数の同時確率密度関数
このとき、
となります。

それぞれの確率密度関数が
順序統計量の同時確率密度関数
例えば
の

高校の時に登場した順列ですね!
つまり、一様分布
となります。
先ほどの例を使うと、
です。
ポアソン過程の到着時刻の確率分布
以上を踏まえて、一般(
一様分布に従う
ことを示しましょう。

流れは
到着が発生する区間を仮定
ポアソン過程には、到着が同時に発生しないという性質があります。
そのため、到着時刻の関係は
のように、不等式に等号(=)を含みません。
したがって、すべての
となる

このとき、各区間
状況を式にする
上の図の状況を式でまとめると、次のようになります(

ここまでで、同時確率密度を求める準備ができました!
導出
最後に式変形をしましょう。
両辺で、
これは、上で見た一様分布

よって、導出完了です!
つまり、ポアソン過程の到着時刻は
一様分布に従う
ことが示されました。
まとめ
今回は、ポアソン過程の到着時刻の確率過程を順序統計量を使って解説しました。

導出は少し複雑ですが、結果は一様分布と単純になることが重要です!
コメント
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