どうも!初めましての方は初めまして、初心者のWebサイト勉強のとみーです!
みなさんは、次のような会話文の意味が取れるでしょうか?
Oh, it’s raining heavily outside. Maybe we can’t go on a picnic today?
No shit, Sherlock! There’s no maybe!
この「No shit Sherlock」というフレーズ、少しマニアックですがカジュアルな会話でよく使われるスラング表現なんです。
独特のニュアンス・雰囲気がある面白い表現なので、使いこなせるようになると
お!面白いフレーズ知ってるじゃん!
と会話にアクセントを付けることができるので、ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに、とみーが初めてこの表現と出会ったのは、英会話に積極的に触れようとして見始めたサウスパークという作品の元となった「Jesus vs. Frosty」という短編アニメでした。
「No shit Sherlock」の意味
- 意味そりゃそうだろ
「No shit Sherlock」は、誰もが知っているような当然のことを口にした人に対して使う
そりゃそうだろ〜
当たり前じゃんか!
という少し皮肉めいたニュアンスがある表現です。
表記のバリエーション
表記はカンマがあったりなかったりしますが、どれも同じ意味を表します。
- No shit Sherlock.
- No shit, Sherlock.
また、「Sherlock」なしの
No shit
という表現も同じように使えます。
単語単位で見ると
単語単位で見ると、次のように3単語からなっています。
- no
- shit
- Sherlock
「no」はご存知「いいえ」という否定で使われる言葉で、ここでは当たり前のことを言った相手の発言を否定する形で使われています。
おいおい(そんなの当たり前だろ)…。
と言った感じですね。
「shit」は少し注意が必要な言葉です。意味も用法も日本語の「くそ」に近いですが、はるかに下品で、公共の場では Sワードと呼ばれて放送禁止用語の扱いを受けることが多いのです。
とはいえカジュアルな表現として実際によく使用されるのも事実です。
「No shit Sherlock」の場合は、直接的に「くそ」という意味合いが含まれているというよりも、汚い言葉を使って口調を崩すことで
なんつー当たり前のこと言ってんだ?
と意味・語気を強調するために使われているイメージです。
「Sherlock」は人の名前ですが、誰のことでしょうか?
会話する相手の中に「Sherlock」さんがいないと使えない表現とか、そういうわけではありません。
実は、これは誰もが知るあの「シャーロック」さんに由来しているのです。
「No shit Sherlock」の由来-Sherlock の正体
その正体は、かの有名な大天才探偵シャーロック・ホームズです。
シャーロック・ホームズ
シャーロック・ホームズといえば、数々の難事件をその類まれな観察眼と推理力で解決していく探偵として知られていますよね。
彼の真骨頂は詰まるところ、真実を暴き出す天才的な発見にあります。
誰もたどり着けない真実までたどり着いてしまう人こそがシャーロックなのです。
おいおいシャーロックの旦那、そりゃ何かの冗談かい?そんなのみんな知ってるよ!
ってなりますよね。
No shit Sherlock との繋がり
当然シャーロックがそのようなヘマをすることはありませんが、これが元になって
本人は新しい発見・素晴らしいアイデアだと思って
シャーロックの推理のように
自信満々に発言しているけど、実はそれは周知の事実だから結局その本人は
シャーロックになりきれていない
という皮肉めいた表現につながるのです。
「No shit Sherlock」を使った例文
記事冒頭の会話文は、次のようになっていました。
外の様子を見れば誰でもわかるようなことをわざわざ口にした A に対して、B がなんて当たり前のことを言っているんだと咎めていたのです。
ただ、このような人を咎める文脈で使ってしまうと
何当たり前のこと言ってんの?
というやや攻撃的で刺々しいニュアンスが強くなってしまうので、注意が必要です。
このように、相手の明らかなボケに対するツッコミなどで使うと角が立たず、かえって笑いを誘えるので絶好のタイミングと言えるでしょう。
「No shit Sherlock」を使う上での注意点と言い換え表現
上でも述べた通り「shit」という言葉はかなり下品なので、ところ構わず誰にでも使える表現ではないことに注意しましょう。
公共の場など、ある程度節度が求められる状況で
そんなの言わずもがなですよ〜。
と言いたいときは、
といった表現を使います。
まとめ-カジュアルな表現をもっと学びたい方へのおすすめ参考書
今回は、英語の表現「No shit Sherlock」についてご紹介しました。
自分から使うのはなかなか難しいですが、皮肉という感情が込められた表現なので理解ができると感情の機微が読みやすく、より細かい部分まで感じることができるようになります。
ここぞというタイミングで使えるようになりたいですね!
もっと詳しくカジュアルな表現を学びたい方は、「今どき」な表現をまとめてある「カジュアル系」英語のトリセツを使いましょう。
特に「仲間内のおしゃべり」パートは日常的に使える便利な表現が多いので、使える英語を身につけるにはもってこいです!
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