どうも!初めましての方は初めまして、初心者のWebサイト勉強のとみーです!
みなさんは
made out of 〜
という表現を知っていますでしょうか?
なら知っているよ〜という方は多いかもしれません。
実はこの2つすごく似てるんです!
しかも、「made out of 〜」と「made of 〜」が似ているということは…
とも似ているわけです。
何やらごちゃごちゃしてしまいますね。。。
「made out of 〜」の意味
- 意味1〜(材料)から作られた
- 意味2〜(原料)から作られた
「材料」と「原料」の違いはひとまず置いておいて、「〜から作られた」という意味を表したい場合にどちらでも幅広く使える表現であることを押さえましょう。
「made out of 〜」で1つのかたまりとして覚えられることが多いこの表現ですが、意味上は
made / out of 〜
- made:作られる
- out of 〜:〜から
という風に区切れます。
そのため、肯定文で使う場合は
make 〜 out of …:〜を…から作る
という語順になります。
それでは早速「材料」と「原料」の違いを見ていきましょう。
まずは「材料」についてです。
「材料」とは何か?例文と「make of 〜」との関連
「材料」とは、ものを作るときのもととなるもので、完成後も原型をとどめているもののことを指します。
「原型をとどめている」という意味が少し掴みにくいですが、以下のようなものだと捉えるとイメージしやすいでしょう。
完成品の構成部品として使われている
例えば、画像の時計ではにんじんが針や文字盤の部品として使われています。
この場合、カットはされているもののにんじんがそのまま使われているため、時計の材料であるといえます。
The clock is made out of carrots.
完成後も触れる
木の椅子は木材から作られていますが、椅子に触ったときに実際に触れるのは当然木材の部分ですよね。
The chair is made out of wood.
椅子は木材とネジを組み合わせて「構成」されているので部品として捉えることもできますが、部品かどうか判断がつかない場合、
そのものが触れるかどうか
で判断することといいでしょう。
このとき、注意したいのは「木」は椅子の材料ではないということです。
木と言ってしまった場合、葉っぱや枝を含めた木全体のイメージになります。
椅子を触ったときに触れるのは「木材」であり、ゴツゴツした木の幹や枝、葉などに触れることはないですよね。
そのため、ここで「木」が木の椅子の「材料」であるとはいうのは適切ではないでしょう。
完成品からもとに戻せる
カレー粉は色んな粉の混合物なので、少し手間はかかりますがもとの粉に分けて戻すことができます。
Curry is made out of chili pepper, coriander and turmeric.
見方によってはチリペッパーやコリアンダーはカレー粉を「構成する部品」だと考えられますし、実際に触れたときにも個々の粉に触れることができます。
よって、コリアンダーやターメリックはカレー粉の「材料」と言えますね。
「made of 〜」への書き換え
以上のように、「made out of 〜」が「〜(材料)から作られている」の意味で使われるとき、
に置き換えることができます。
上で取り上げた例文を「made of 〜」で表すと次のようになります。
「原料」とは何か?例文と「made from 〜」との関連
一方「原料」というのは、ものを作るときのもととなるもので、完成後に原型がなくなってしまうもののことを指します。
簡単に言えば、「材料」でないものです!
完成品を「構成している部品でない」という判断が難しい場合は、次の2つに基づいて判断しましょう。
完成品は触れない
上で説明したように、木の椅子は確かに木から作られていますが、すでに木の形はなくなっています。
触れるのは「木材(wood)」であって「木(tree)」ではないので、木は「材料」ではなく「原料」です。
The chair is made out of trees.
完成品からもとに戻せない
ワインはぶどうから作られていますが、液体のワインをぶどうの粒に戻すことはできませんし、ひと房丸ごと復元することもできません。
そのため、ぶどうはワインの「原料」と言えます。
Wine is made out of grapes.
「made from 〜」への書き換え
以上のように、「made out of 〜」が「〜(原料)から作られている」の意味で使われるとき、
に置き換えることができます。
上で取り上げた例文を「made from 〜」で表すと次のようになります。
「原材料」という表現と「made out of 〜」のニュアンス
すでにお気づきの方も多いと思いますが、「材料」と「原料」の区別はかなり曖昧です。
日本の食品のパッケージを見てもらえばわかる通り、日本語では「原材料」という表記を使うことがほとんどで、「原料」と「材料」を厳密に区別することはそうそうありません。
「made of 〜」と「made from 〜」の使い分けは曖昧
これは英語圏でも同じで、実際には
「made of 〜」≒「made from 〜」
として扱われることが多いです。
of や from の後に続く言葉によってはどちらか一方でなければ不自然のように感じられることもありますが、ほとんどの場合どちらを使っても問題ありません。
よーく考えれば確かに違うけど、普段の会話で意識するようなレベルではない、といった感じです。
そのため、細かく「このケースはこっちを使わなければいけない」と覚え込む必要はまったくないというのが個人的な見解です。
「made out of 〜」のニュアンス
最後に、「made out of 〜」のニュアンスを押さえておきましょう。
ここまでで、「made of 〜」と「made from 〜」のどちらの代用としても使えることを見てきましたね。
「made out of 〜」には、
特別な工夫やテクニックを用いて作った
というニュアンスがあります。
例えば、画像に写っているものは花のように見えますが、これが本当はチョコレートを切って作られた造花だったら驚きですよね。
このように、特別な技術を使うなどして通常とは異なった大変身を遂げたものには「made out of 〜」を使って
This flower is made out of chocolate.
とするのがいいでしょう。
もちろん「made of 〜」や「made from 〜」でも間違いではありませんが、ちょっと変わった変身には「made out of 〜」がよく使われます。
そのため、
Bob made Pokémon out of clay.
ボブは粘土でポケモンを作った。
のようなすごい変身に対して使うとしっくりきます。
まとめ-もっと重点的に熟語を学びたい方へのおすすめ熟語集
今回は、英語の表現「made out of 〜」と「made of 〜/made from 〜」についてご紹介しました。
もっと詳しく熟語表現を学びたい方は、網羅的に熟語をまとめてある熟語集を使いましょう。
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