どうも!初めましての方は初めまして、初心者のWebサイト勉強のとみーです!
大学生になると
せっかくたくさん時間があるんだから留学したい!
なんて考えることってあると思います。留学先として不動の人気を誇るのはやはり英語圏ではありますが、フランス留学したいとすでに決めている人やとりあえず他の言語圏も考えるだけ考えてみたいという人もいるでしょう。
しかし、どんな国に留学するにせよ金銭的な問題は非常に重要なので、特に気になるところですよね。
グランゼコールというのは、フランス独自の教育機関で大学と大学院の間のような位置付けの学校です。
ホームステイをしながら語学学校に通う場合
滞在先をホームステイとし語学学校に通う場合の費用は、語学学校や留学エージェントによって大きく変わってきます。
留学エージェントの必要性
語学学校に通ってホームステイをするだけであれば留学エージェントはまったく必要ありませんが、フランス語のサイトから申し込みをしたり、留学中にトラブルが生じたりした際のサポートを受けるという意味では高いお金を払ってでも仲介してもらう価値があります。
とみーの場合は大学のプログラムでグランゼコールに留学する準備学習として語学学校に通い、いざというときは(リアルタイムではないものの)大学のサポートが受けられることを知っていたので、留学エージェントは利用しませんでした。
とみーの通った語学学校:Cavilam の場合
とみーはフランス政府が質の高いフランス語教育を行う機関に与える Label Qualité FLE と教育機関の質を認定する Qualiopi という2つが認められた国内外でも評価の高い Cavilam という学校に通いました。
Label Qualité FLE は単純な認定だけでなく複数の分野ごとに点数を付けるのですが、Cavilam はすべての分野で満点を取ったこともあるトップクラスの語学学校です。
語学学校には公立と私立の2種類があり、Cavilam は私立学校に当たります。当然公立の方が費用を抑えられます。
語学学校とホームステイにかかる費用
当時とは料金や相場が多少変化していますが、2021年8月現在の料金は以下のようになっています。
これはとみーが受講した Programme Intensif という午前3時間・午後1時間30分のコースの料金なので、これよりも授業数が多いコースだと料金は高くなりますし、少ないコースだと料金は低くなります。
登録費用は最初の1回だけで済むので、大体1ヶ月(4週間)では 27 万円くらいがかかる計算になります。
語学学校とホームステイ以外にかかる費用
上記の料金には、昼食代が含まれていません。
昼食時は語学学校にいるため、ホストファミリーが用意する手筈になっていませんでした。
Cavilam の場合、1食 3.25 €(約 420 円)で食べられる食堂があったので平日はそこで済ませることができましたが、土日は食堂が開いていないため必然的に外食となりました。
フランスの外食は日本と比べるとかなり高額で、普通に食事をするだけでも 15 €(2,000 円)くらいはかかります。
そのため、語学学校・ホームステイ以外にも少なくとも食費で週に 6,000 円程度かかり、月では 25, 000 円ほどでした。そのほか週末に遠出をしたりする場合は、その分だけ追加でお金がかかります。
トータルでかかる費用
以上をまとめると、
ホームステイをしながら語学学校に通い、現地で生活するのにかかる費用はおおよそ1ヶ月 30 万円
でした。
Cavilam は質が高い分語学学校の中でもそこそこ料金が高めなので、料金設定が低めのリーズナブルな学校であればもっと出費を抑えられるでしょう。
逆に、留学エージェントを使う場合はここにさらに数万円分の手数料・サービス料が上乗せされることになります。
ただ、1ヶ月 30 万円ほどあれば相当質の高い語学留学ができるというのは1つの目安になると思います。
寮生活をしながら大学・グランゼコールに通う場合
大学・グランゼコールへ留学する場合、ほとんどの人が日本の大学が提供する交換留学や派遣留学のプログラムを利用することになると思います。交換留学・派遣留学では、留学中も日本の大学の学費を払い続けることで現地での授業料は免除になることが多いため、
現地での生活費が実質的な出費
になります。
とみーも留学先のグランゼコールには授業料を払いませんでした。
寮費・家賃
とみーはパリ郊外のワンルームの寮に住んでいたのですが、そこでの寮費は1ヶ月 450 €[約6万円]でした。
この寮費には水道光熱費が含まれており、寝具や冷蔵庫、学習机などの家具が備え付きでした。
また、ナントというフランス西部の都市に留学した友達は、同じように水道光熱費込みのワンルームでも1ヶ月 350 €[約4万5千円]だと言っていました。
このように、住宅費は場所によって大きく変わってきます。ただ、フランスには CAF という誰でも申請できる住宅手当の制度があり、これを利用すると月当たり 100 〜 200 € ほど手当を受けることができるため、大体
高くても 450 €/月 くらいを見積もっておけばいい
と思います。
学生が多く人気の高いパリなどの場所では学生寮がすぐに埋まってしまい、家賃の高い賃貸しか残らないこともあるので、留学したい場所の住宅事情は事前によく調べておきましょう。
食費
フランスの食材は日本と値段的にはあまり変わりませんが、チーズや生クリームなどの乳製品はかなり安い傾向にあります。ただ、日本風の料理に必要な調味料(醤油やみりんなど)は高めの値段設定が多いため、和食メインで献立を考えようとすると出費がかさみます。
上の方でも触れましたが、外食は1食 15 €[約 2,000円]を超えることが割と当たり前なので、外食をメインにするとあっという間にお財布が空っぽになります。
多くの大学・グランゼコールでは CROUS という機関が学生食堂を配置しており、お昼はそこで 3.25 €[約 400 円]で食べることができるので、基本的には朝ごはんと夜ご飯を自分で用意することになります。
とみーはあまり食費を意識して買い物をすることはありませんでしたが、
ほぼ自炊だけであれば平均1ヶ月3万円弱の食費
で生活できていました。とみーは食が細くもなく太くもないので、平均的な食費は大体このくらいだと思います。
消耗品・生活雑貨などを含めたトータルの出費
その他生活に必要な消耗品(シャンプーやトイレットペーパー、歯磨き粉など)や細々とした生活雑貨を含めると、
パリ郊外では1ヶ月あたり総計で9万5千円くらい
かかりました。住宅手当の額は人によるものの、その分を差し引けば実質7万5千円/月くらいです。
このように見ると、実際は日本で1人暮らしをするのとそこまで変わらない出費なのがわかるのではないでしょうか。
長期学生ビザの申請に必要なお金
実質的にかかる費用は上の通りですが、フランスに留学するための長期学生ビザを申請するためには、1ヶ月 615 € 以上支払えることを証明するための銀行の口座残高証明が必要になります。
615 € は約8万円です。
どんなにフランスで節約できる自信があっても、大使館によって経済力が不十分と判断されてしまうとビザがもらえないので留学できません。そのため、実際にいくらかかるかとは別に
などが事前に必要となるため注意しましょう。
まとめ
今回は、フランス留学に必要な費用を語学学校と大学・グランゼコールに通う場合の2つに分けて、とみーの経験とともにご紹介しました。
語学留学は特に予算に応じた選択肢が色々あり、安く行こうと思えばかなり格安で行くこともできるのでぜひ検討してみましょう!
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