WINGパックで「WordPressかんたんセットアップ」を利用しなかった人や、通常料金でConoHa WINGをレンタルしている人が対象です。
ConoHa WINGでのドメイン取得直後かどうか
ConoHa WINGでWordPressをインストールする場合、ドメインを取得した直後にインストールするかそうでないかで操作する画面が少しだけ変わってきます。大まかな流れは同じなので、初めの方の手順だけ場合分けをして、その後はどちらにも当てはまる説明をしていきます。
ドメイン取得直後の場合
ドメインを取得した直後には、以下のような画面が表示されます。
ここで「作成する」をクリックすると、画面が切り替わります。
WordPressをインストールするドメインを選択
独自ドメインを取得していない場合
「〜.conohawing.com」という初期ドメイン1つのみが表示されます。
独自ドメインを取得した場合
「〜.conohawing.com」という初期ドメインと独自ドメインの2つが表示されます。
Webサイトの住所に使いたい方のドメインにインストールしましょう。独自ドメインがある場合は、特別な理由がなければそちらにインストールすることになります。
画像の例では、独自ドメイン「beginner-blogger.com」を選択しています。ドメインを選択できたら、「次へ」をクリックしましょう。
以降の手順は、ドメインを取得した直後でない場合とほとんど同じです。
ドメイン取得直後以外の場合
ダッシュボードにログイン
まずは、下のボタンから管理画面(ダッシュボード)にログインしましょう。
ログインしたら、ダッシュボード(管理画面)の画面左側にある「サイト管理」というボタンをクリックします。
WordPressをインストールするドメインを確認
サイト管理画面が表示されたら、現在設定の対象となっているドメインを確認しましょう。
ドメインを切り替える場合
次のような画面が表示されるので、インストールしたいドメインで「切り替え」ボタンをクリックしましょう。
もう1度現在設定対象となっているドメインを確認し、インストールした方のドメインになっていればOKです。
「サイト設定」→「アプリケーションインストール」→「+アプリケーション」
画面左の「サイト設定」、画面上の「アプリケーションインストール」、画面右の「+アプリケーション」の順番にクリックしましょう。
ここからは、インストールするタイミングに関係なく(ほとんど)同じ操作になります。
WordPressのインストールに必要な情報を入力
この時点で、インストールするタイミングによらず以下のような画面が表示されていると思います。
アプリケーション・インストール方法
今回インストールするのは「WordPress」で「新規インストール」です。
バージョン
WordPressのバージョンを選択します。
基本的に新しいもの(数字が大きいもの)を選べば問題ありません。
画像の例では、「5.4.2」の方が新しいバージョンです。
URL
ここでは、WebサイトのURLにwwwを含めるかどうかを選ぶことができます。つまり、
のどちらの表記を採用するかを選ぶことができます。
「www」の有無に違いはないため、好きな方を選んでOKです。
あえてどちらかを選べと言われたら、「wwwなし」の方がURLが短く入力しやすくなるためいいかも知れません。
「www」の有無は好きな方を選びましょう。下の段は空欄のままで大丈夫です。
サイト名
せっかく訪問した人がいても、その人がサイト名を忘れてしまったら次に再び訪問してくれる可能性はガクッと落ちます。そのため、わかりやすく覚えやすい名前にすることを心がけましょう。
ユニークな名前にすることで人目を引くというのも効果的ですが、意味のない名前をつけてしまうと名前からサイトの内容を推測するのが困難になり、そもそも訪れようという気が無くなってしまうため、気をつけなければいけません。
シンプルな名前はユニークさこそありませんが、覚えやすいという点では十分な魅力があります。
といってもシンプルであればいいというものでもありません。例えば「とみーのブログ」という名前は非常にシンプルですが、どこの誰かもわからない「とみー」のブログと言われても、普通の人はピンときません。
一方で、「福山雅治のブログ」と言えばその名前だけでも興味を引かれるものがあるはずです。これは、「とみー」と「福山雅治」の間に大きな知名度の隔たりがあるからです。
あとで変更することもできますが、これから長い間付き合っていくことになるため、よく考えて名前をつけましょう。
メールアドレス・ユーザー名・パスワード
メールアドレスは、普段使用しているアドレスを入力しましょう。
ここで入力するユーザー名、パスワードは、WordPressにログインするために使用します。
ユーザー名・パスワードは忘れないように気をつけましょう。
メールアドレスは普段使用しているメールアドレス、ユーザー名とパスワードは好きな文字列で構いません。
データベース
データベースとは、様々なデータを集めて整理したもの、というなんともふわっとしたものですが、初心者の段階ではあまり深く理解する必要はなさそうです。
Webサイトがやりとりするデータを集めたもの、くらいの認識で十分です。
データベース名とユーザー名は自動で入力されているため、このままで大丈夫です。パスワードは推測されにくい文字列を選びましょう。
プラグイン
プラグインとは、WordPressに本来備わっていない機能を使うために利用できる拡張機能のことです。プラグインをうまく活用することで、HTMLやCSSという言語を知らなくても複雑なデザインを簡単に実現することができたり、セキュリティを高めたりすることができます。
ここでは、コントロールパネルプラグインと自動キャッシュクリアプラグインの2つをインストールするかどうかを決定します。
いきなりインストールするかどうかと聞かれても困ってしまいますが、必要がなくなれば簡単に削除できるのでとりあえずはどちらもインストールしておくのがいいでしょう。
簡単ではありますが、一応どんなプラグインがインストールされるのかを確認しておきましょう。
コントロールパネルプラグイン
このプラグインを導入すると、ConoHa WINGのダッシュボードにログインしなくてもWordPress上である程度の設定を変更することができるようなります。
具体的には、
- 高速化設定
- セキュリティ設定
- Webフォント設定
を変更できるようになります。
結局はConoHa WINGのダッシュボード上でできることなのでわざわざインストールする必要は無いと考えることもできますが、設定のたびにWordPressとConoHa WINGのダッシュボードを行き来するのは面倒であるのも事実です。このプラグインはその手間を省いてくれます。
自動キャッシュクリアプラグイン
WordPressでは、Webページを表示するために多くのプログラムが裏で動いており、実際にページが表示されるまでに時間がかかります。
しかし、以前訪れたページをもう1度読み込もうとしたときも1からプログラムを動かしてしまうのは明らかな無駄です。
そこで、1度読み込まれたWebページを再び読み込まれたときにすぐ表示できる状態でストックしておく工夫がWordPressには施されています。この「すぐ表示できる状態でストックされたWebページ」のことをキャッシュといいます。キャッシュには、以下のような長所・短所があります。
キャッシュのおかげで表示の高速化が図れるのですが、ページを更新する場合などでキャッシュを削除する必要が出てくる場面もそれなりにあるのです。
このプラグインは記事を投稿するたびにキャッシュを自動で削除してくれるため、古いキャッシュファイルが溜まるのを防いでくれます。
すべて入力できたら…
最後に画面右下の「保存」をクリックしましょう。
これですべての作業が完了です。
お疲れさまでした!これでWebサイトを運営する準備のほとんどが完了しました。あとはWordPressにログインして細かい設定をしていくだけです。
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